UiPath Studioの開発で変数を使うことは必須です。その変数の中にあるスコープの設定も重要なため、紹介したいと思い、記事にしました。
今回の記事では、変数のスコープの使用(設定)方法、おすすめの設定などを合わせて紹介したいと思います。
それでは、一緒に頑張りましょう!
スコープとは
スコープを一言で説明すると、「設定した変数がどの範囲まで反映するか」です。
なぜ、スコープを設定するか一言で説明すると、「動作を早くするため」です。
スコープの使用(設定)方法
使用(設定)方法は簡単です。設定した変数のスコープ列にカーソルを合わせると、プルダウンメニューが表示されて、範囲を設定できます。以上!
おすすめの設定
私個人のスコープのおすすめの設定は、扱う変数が必要なシーケンスまでに設定します。
この設定のメリットとしては、下記になります。
- 不要な変数がなくなるため動作が早くなる。
- 各シーケンスごとに同じような変数名を使える。
デメリットとしては、下記になります。
- 各シーケンスごとに変数を設定しないといけない。
- 他人にとって見づらいかもしれない。
全変数のスコープを一番範囲が大きいところに設定すれば、デメリットは解決しますが、処理によっては、動作が遅くなる可能性があるため、慣れる意味でも扱う変数が必要なシーケンスまでに設定がいいと思います。
ただし、以下の2点の場合は一番範囲が大きいところに設定したほうがいいと思います。
- 変数に入れるデータ量が少ない。
変数が日付や特殊フォルダパスなどは各シーケンスで多用するものは範囲が大きいところに設定したほうが開発しやすいと思います。
まとめ
今回はスコープの使用(設定)方法、おすすめの設定を紹介しました。
私は最初、スコープを全範囲で設定していましたが、動作が重くなると聞き、やめました。ただし、スコープを設定すると、各シーケンスを見に行かなければ、どんな変数があるかがわからないため、慣れないうちはやりづらさもありました。
それでは、また機会がありましたら、見て下さい。
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